親族承継

【事業承継】家族に継がせたい!親族承継のメリット・デメリット

事業承継というと、子どもに事業を継がせるパターンが最も多く、一番はじめに考えられる承継方法となります。

親族に承継する場合(親族承継)のメリット

後継者がこどもであれば、幼い頃から経営者としての心構えなど、時間をかけて託すことができ、従業員や取引先も受け入れやすいというメリットがあります。

  • 経営者の一族としての地位を継続できる。
  • 一般的に、社内外の関係者から受け入れられやすい。
  • 後継者を早めのうちに決定しやすく、後継者教育などに十分時間をかけることができる。
  • 財産の承継において、相続や贈与など、承継方法の選択の幅が広く、経営との分離を回避しやすい

親族に承継する場合(親族承継)のデメリット

後継者として親が考えていても本人の意思を確認しつつ、資質や経営能力など客観的に判断することが重要となります。

  • 親族内に経営者としての資質と意欲をあわせ持つ者がいるとは限らない。
  • 事業を親族についでほしいがあまり、後継者としての適格性判断が甘くなる傾向がある。
  • 後継者以外にも相続人がいる場合は、後継者に経営権を集中させることが難しい。他の相続人に対して公平な財産配分になるよう配慮が必要である。
  • 経験不足のために会社の経営を引っ掻き回してしまい、古株の社員が反発してやめてしまうこともある。

親族に承継する場合には準備期間が必要

親族に事業を承継するには、後継者を育成する時間が必要です。

日本政策金融公庫が行なった調査では、後継者の育成には「最低でも3年以上かかる」と回答した中小企業は8割を超えていました。

経営者としての対応力や感覚は、そう簡単に身につくものではありません。

後継者に事業を継承するということは、経営者が持っている株を譲渡するとともに、経営者が行なっている仕事をこれから代わりに行なってもらえるように、しっかりと育成していかなければいけません。

また取引先など関係者にも、後継者として周知され、受け入れてもらい、信頼関係を育てていかなければいけません。

余裕を持って後継者を育てることを考えると、 事業承継には5〜10年を要する と考えられています。

 

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事業承継において、現状把握のプロセスはとても重要です。現経営者の経営理念や自社株式の分配方法などのご意見をヒアリングさせていただく事で、当事業継承においての問題点を追及いたします。

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